肺炎球菌感染症とは
肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。
この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。
肺炎球菌が進展すると、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。
肺炎の原因となる病原微生物には、肺炎球菌の他インフルエンザ菌や肺炎マイコプラズマなどさまざまな種類がありますが、そのうち最も多いのが肺炎球菌です。
肺炎球菌による肺炎は、成人の肺炎の1/2から1/3を占め、高齢になると体力の衰えや持病によって免疫力が弱まり重篤化が問題になっています。
ワクチンの効果
肺炎球菌には90種類以上の血清型があり、このうち肺炎球菌感染症を起こすものは30種類程とされています。
定期接種で使用される「プレベナー20」は、そのうちの20種類の血清型に効果があります。この20種類の血清型は成人の侵襲性肺炎球菌感染症の原因の約4-5割を占めるという研究結果があります。
「プレベナー20」は、莢膜多糖体にタンパクを結合させた結合型ワクチンです。結合型というタイプのワクチンであることから、免疫原性が高くより長期間免疫が持続するのではないかと期待さ れます。
定期接種
定期接種として接種できるワクチンは20価肺炎球菌ワクチン「プレベナー20 」のみです。
公費の助成を受けて接種できる方には、自治体から予診票が送付されておりますのでご確認ください。
https://www.city.ichikawa.lg.jp/pub10/1111000226.html
※市川市に住民票を有する方で、以下2項目いずれにも該当する方は、市川市独自の任意接種の対象となり助成が受けられます。
1、満65歳以上で、予防接種法に基づいた定期接種対象以外の方
2、過去に肺炎球菌ワクチンを受けたことのない方 ⇒ 対象年齢など詳細は市川市のホームページをご覧ください。
※来院される際は、市川市から送付される予診票をご記入の上ご持参ください。
※高齢者(65歳以上)の方で、これまで接種したことがない方は、年齢によって予防接種法に基く定期接種として公費の助成が受けられます。
また、60歳から65歳未満で、心臓、腎臓、呼吸器の機能又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する方も、これまで接種したことがない場合は予防接種法に基く定期接種の公費助成の対象となります。
- ⇒詳しくは、市川市保健センターにお問い合わせください。
任意接種
定期接種でも使用される「プレベナー20」と「キャップバックス」の2種類を取扱っています。
- ※ 2回目以降の接種は任意接種となり、全額自己負担となります。
「ニューモバックスNP」:初回接種後の予防効果は3-5年で低下するとの報告もあり、2回目の接種(任意接種)をすることができます。
必ず接種歴を確認した上で接種してください。
※肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぎます。
※肺炎球菌感染症の予防接種は、すべての肺炎を防ぐものではありません。
※まずは公費助成制度の肺炎球菌ワクチンの定期接種を利用し、肺炎の予防にお役立てください。
